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「口内炎ができたかな?」 箕面の歯医者さんの質問箱その4

こんにちは。箕面市の総合歯科医院 ヴィソラデンタルクリニック ドクターチームです。

今回は口内炎についてお話します。

口内炎とは、頬の内側の粘膜や歯ぐき、舌、また唇などに起こる炎症の総称です。

一般的に多くみられるものが「アフタ性口内炎」です。
原因は、はっきりわかっていませんがストレスや疲れによる免疫の低下、睡眠不足、栄養不足などがあげられます。
アフタ性口内炎は直径が約2~10mmの円形または楕円形で、表面は白い膜で覆われ、浅くえぐれています。
頬の内側、唇の裏側、舌の表面や側面、歯ぐきなどの粘膜に出来やすく、数か所に出来る事もあります。
強い痛みと飲み物や食べ物がしみるといった症状があります。
アフタ性口内炎が出来たら、うがいや食後の歯磨きなどお口の中を清潔に保ち、規則正しい生活を心掛けましょう。大抵10日前後で治癒します。
粘膜の修復に効果的なビタミンB2やビタミンB6を摂取すると治りが早くなることもあります。
また、歯科を受診していただければ、塗り薬を処方させて頂けますし、歯科用レーザーを口内炎の部分に軽くあてる事で治りを早くすることも可能です。

次に
ウイルスが原因で生じる口内炎に、単純ヘルペスウイルスの感染が原因の「ヘルペス性口内炎(口唇ヘルペス)」があります。
多くの場合、幼少期に接触により単純ヘルペスウイルスに感染(初感染)し、そのウイルスが三叉神経節に潜伏する為、風邪やストレス等による免疫低下や太陽光線刺激などにより再発することで口内炎が生じます。
唇と皮膚の境界付近に小さな水ぶくれの集合体となって現れ、口腔内に現れる事は初感染を除きまれです。
水ぶくれは破れやすく、破れるとウイルスが飛散するとともに浸出液で満たされた状態となります。その後、かさぶたが出来て10日前後で治癒します。
飛散したウイルスにより接触感染するので、直接的・間接的接触は避けた方が良いでしょう。
ヘルペス性口内炎ができたら、歯科ではなく皮膚科を受診し、抗ウイルス剤として塗り薬を処方してもらいましょう。

アフタ性口内炎と口唇ヘルペスに関して、また、その他お口の中の変化に関してみなさまご自身で判断することが難しい場合もあるかと思います。
何か不安に思われる前に、気になる事があればお気軽にご相談ください。

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