こんにちは!ヴィソラデンタルクリニック衛生士チームです
検診の際、患者様から
「歯に隙間ができた気がする」「歯が伸びた?」などのお悩みをよく耳にします
それは『歯肉退縮』といって歯ぐきが下がることにより、「歯に隙間ができた」「歯が伸びた」などのように感じます。
歯ぐきが下がると歯根(歯の根っこ)の部分が露出してしまい、知覚過敏や歯根(歯の根っこ)部分の虫歯になるなど多くのリスクがあります
そこで今回は『歯肉退縮』の原因をしっかりと理解して予防していきましょう
歯肉退縮の原因は
・不適切な歯磨き
歯ブラシが硬すぎたり、歯を磨く力が強すぎること、歯ブラシの当て方など
・嚙み合わせやブラキシズム
噛み合わせがあまり良くなかったり、歯ぎしりや食いしばりがあり歯に大きな圧力がかかっている
・加齢
年齢を重ねると歯ぐきの弾力が失われ、少しずつ歯肉が退縮する
・歯周病
歯周病が進行すると歯を支えている骨を破壊していき、歯肉が退縮する
などがあります
「歯ぐきが下がってきたかな?」と感じても必ずしも痛みが伴うわけではありません。
放置してしまうことが多いと思いますが、『歯肉退縮』は一度起こると自然に回復することは難しいですので、しっかりと予防していきましょう!
予防方法は正しい歯磨きの方法を理解することが大切です。
歯磨きはご自身で毎日行っていただくものになるので、正しい歯磨きの方法で適切に磨いていただくことが一番の予防になります。
・歯ブラシの選び方
硬すぎる歯ブラシは歯ぐきを傷つけてしまう恐れがあります。
歯ブラシの硬さは「ふつう」または「やわらかめ」をおすすめします。
・歯ブラシの持ち方
歯ブラシは強く握って持ってしまうと力が入りやすくなります。
鉛筆を持つように軽く握ることで適切な力で磨くことができます。
・歯ブラシの当て方
歯ブラシの毛は歯に垂直になるように当てましょう。
歯と歯茎の境目を磨くときは、歯に対して45度の角度で歯ブラシの毛先が当たるように磨きましょう。
・歯を磨く力
歯ブラシの毛先が広がらない程度の力で優しく細かく磨きましょう。
また、歯ぎしりや食いしばりは歯科医院でマウスピースを作製して歯への負担を減らしたり、
定期的な検診でセルフケアでは取り除けない汚れをしっかりと落とし、歯周病の進行を予防しましょう